リラクゼーション専業の人たちの現実は厳しいから視点を広く持ったほうがいい話

どうも、脱サラ理学療法士のぼんぼりです。
リラクゼーションを個人事業主として提供しています。
業務委託で搾取されていますけどね。
僕は副業なので、むしろ働く時間に融通の利くいい働き口だと思っています。
ただ、リラクゼーションを専業で営んでいる人にとっては、リラクゼーションを安売りしているフランチャイズ店舗で働くことは大変なことでしょう。
というか、話を聞いていても尋常じゃない忙しさなので、紹介しておきます。
まったくの未経験者にとってはいばらの道
リラクゼーションは始めるのに資格は必要ありません。
接骨院やマッサージなどであれば柔道整復師やあんま師などの国家資格が必要になります。
でも、リラクゼーションは法律のスキマをうまくつついたようなビジネスモデルなんですね。
この仕事を始めるにあたっての敷居は低いです。
ただ、敷居が低いからこそ、微妙な搾取に合いやすいんですよね。
僕がクラウドソーシングサービスを使ってライターとしての仕事をがむしゃらにしていたのとなんだか似ています。
未経験者にとってリラクゼーション業界は、いばらの道ですよ。
経験者でも委託先を間違えると消耗戦
リラクゼーション業界もさまざまですが、どれだけスキルがあっても働く場所を間違えると消耗します。
個人でサービスを提供する場合、おそらく時間単価でいうと5000円くらいが相場でしょう。
3000円とか、ほんとに価格破壊もいいところです。
そこからさらにロイヤリティがぶっこ抜かれるわけですからね。
「でも、個人でしてもお客がこないから」なんていってフランチャイズの店でしか働けないと信じている人もいます。
そのような環境で妄信的に働いていると、その環境、その単価に慣れてしまうんですよ。
これで十分じゃんって。
で、自分を低く見積もってしまう。
自分を低く見積もると、他人を高く見積もることができなくなってしまう。
というか、許せなくなります。
そんな雰囲気が漂うリラクゼーションの店舗は、新参者を追い返してしまう排他的な環境になってしまうんです。
そんな排他的な店舗や職場に経験者として委託されても、変なローカルルールを押し付けられて消耗するだけですよ。
自分のサービスを客観的に捉えて、適正な価格を頂きたいですね。
環境に染まると逃げ道がなくなる
自分がある環境に染まると、それ以外に道がないと信じ込んでしまいます。
それが正しいんだと。
その正しい環境にいる自分こそが正しいんだと。
周りがおかしいんだと。
底に穴が空いているバケツに水をいれながら「ここに水をためるためには、もっと水の量を増やすしかない」と必死に蛇口をひねる努力をするだけなんです。
蛇口をひねる努力じゃなくて、どのように自分たちに必要な分だけの水が手に入るかという思考には至らないのです。
本当は、バケツから零れ落ちた水の扱い方を考える必要があるのに。
環境に染まるってのはそういうことなんですよね。
そんな状況なのに、ひたすら施術時間だけを増やして稼ごうと必死にもがいている人たちがいます。
違うんですよね。
自分の働く環境を変えるべきです。
ただでさえ低価格のサービスなのに、そこからロイヤリティをとられるなんて理不尽極まりない話じゃありませんか。
なので、1年ほどロイヤリティを払って働き続けたら、別の環境にシフトチェンジするほうが賢明です。
別のリラクゼーション店を探すのもありですし、人の身体に興味が沸いたのであれば柔道整復師やあんま師などの学校に通うのもいいでしょう。
ただし、医療系に進むのであれば圧倒的に看護師をオススメします。
資格だけでも激ツヨですから。
医療におけるインフラですよ、看護師は。
介護も敷居が低いのでシフトしやすい業界ではありますが、搾取構造がハンパないことは覚悟しておく必要があるかもしれません。
おわりに:選択肢を広げるには学び続けるしかない
いずれにせよ、リラクゼーション店、特にフランチャイズの店舗での業務に依存する生活はかなり厳しいといえます。
基本的に業務委託なので、保証なんてほとんどないに等しいのです。
正社員であれば、保険料や年金は折半ですし、手当が手厚い社会保険に加入することができます。
なので、特に未経験の人であれば、リラクゼーション業界だけで頑張っていると、次第に消耗することになるでしょう。
それを避けるためには、自分でいろいろ学び続ける必要があります。
リラクゼーションで元手を貯めつつ、少しずつできることを増やしていきましょう。
ただ、ひとつ言っておきたいことは、フランチャイズのリラクゼーション店での業務は、ダブルワーカーにとってはとても都合のいい環境です。
圧倒的に時間の融通が利くので、小遣い稼ぎにはこの上ない環境が整っています。
理学・作業療法士の学生であれば、迷わずリラクゼーションの副業を選択すべきですね。
確実に療法士としての仕事につながります。
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