世間話に困る理学療法士は歴史を勉強するべし!

世間話に困る理学療法士は歴史を勉強するべし!

どうも、脱サラ理学療法士のぼんぼりです。

最近はプログラミング学習に集中していますが、理学療法士としての経験もしっかりアウトプットしておきますよ。

今回のテーマは「コミュニケーション」です。

コミュニケーションが下手な理学療法士は危険

コミュニケーションが苦手&下手な理学療法士=僕のことですね。

入社したての頃なんか、もうバリバリのコミュ障ぶりで、利用者はもちろんスタッフともきちんと会話ができていませんでした。

人の話も聞けない、自分の話もできないという、もう手のほどこしようがない状況。

自分でも、どうすればいいのかわからず、日々の業務に心も身体も圧迫されていました。

これが日常会話だけの問題ならまだしも、仕事においては致命的です。

利用者や先輩に指示されたことすらできない僕は、入社して間もなく「お荷物トラブルメーカー」になりました。

僕からすれば、周りのスタッフたちが何故にスムーズに会話できているのかがわからなかったのです。

今となっては「よくそんなくだらない話で盛り上がっていたよね」なんて思いますが、それでも当時は「先輩すっげぇ」みたいなまなざしで聞いていたものです。

そういった日頃のコミュニケーションがないせいか、僕と周囲のスタッフさんとの信頼はほぼありませんでした。

そうやって年月が過ぎていくうちに、次々と後輩が入社してきます。

その後輩たちの仕事ぶりに、僕は自分との違いを感じ続けてきました。

自分の行いの答え合わせをするように、後輩たちのやり方から学んでいたのです。

で、大きく違ったのは、コミュニケーション。

後輩たちは、何かわからないことがあればすぐ先輩に質問していました。

しかも、質問しにいく先輩別に、質問の仕方を変えていたのです。

親切な先輩(おせっかいな先輩)には、もうなんでも質問していましたね。

で、わかると必ず実行し、結果をすぐ伝えて先輩を持ち上げていました。

気難しい先輩に対しては、きちんと都合を把握した上で、ポイントを絞って質問していました。

どれも、僕が実践したことないやり方です。

僕は、質問ひとつできず、質問したとしても「何を言っているのかわからない」状態でした。

…というくらいに壊滅的なコミュニケーション能力の僕でしたが、利用者とのトークでも似たような状況で、よくクレームをもらっていましたね。

そんな僕でしたが、あることを意識するようになってから急に利用者とのトークが楽になったのです。

それが、歴史を学ぶこと。

利用者の世代にあった出来事について、ちょっとネタを持っておくことで、急に話が盛り上がります。

利用者もその時代ならではの思い出を話してくれますしね。

現場では常にアウトプットが求められる

仕事において重要なのは、アウトプットです。

どれだけインプットに力を注いだとしても、それを具体的に形にできなければ、宝の持ち腐れで終わってしまいます。

会話は、もっとも手軽にできるアウトプットのひとつであり、これを上手く利用することで大きな価値を生み出すこともできるでしょう。

ですが、これをひとつ間違えるだけで大きなトラブルにつながることもあります。

だからこそ、しっかりインプットで予備力をつけておくことが必要なんですね。

ラポール形成にもまずはトークから

リハビリに限らず、他人にいきなり何かを要求されても、それに応えようとは思えないですよね。

「はい、今日から筋トレ始めますよ。とりあえず、腹筋100回しましょうか」なんて言われても、誰がしますかってなりますよ。

でも、初見の利用者に対してリハビリを提供するのって、これに似ている状況なんです。

僕は、この段階でいつもコミュニケーション不足だったので、数多くのクレームをもらってきたんですよ。

だからこそ、世間話は重要です。

で、その世間話に役立つのが歴史の知識になります。

趣味でもいいんですけど、趣味だと自分が好きなものと他人の好きなものをマッチングさせる必要があり、これを少し負担に感じる人もいるかもしれませんね。

釣りが好きじゃない人が、頑張って釣りの話に合わせるのって、結構しんどいと思うんですよ。

それが、食べ物の魚の話になって、膨らませられるのであればそれもひとつのやり方です。

ただ、僕は歴史の知識や視点を持っておくと幅広い層の人と話が合うということが言いたいのです。

たとえば、釣りにしても昭和初期の釣り事情と平成30年の釣り事情ではどう違うかなどなど、歴史という視点を取り入れることで途端に話が膨らみますよね。

まとめ:リハビリは接客業!

リハビリは専門技術職ですが、その前提として接客業としての要素が強いです。

モノ相手ではなく、常に人を相手にしてサービスを提供しています。

人を相手にするのであれば、人との距離を縮めるアウトプット力は欠かせません。

どうか、リハビリを志す人たち、これから社会人になる人が、僕のような悩みを抱えることなくやりがいをもって仕事に取り組めたらなと思う今日この頃です。