わかりやすい介護保険~わかりやすすぎるとコンテンツにならない問題~

わかりやすい介護保険~わかりやすすぎるとコンテンツにならない問題~

コンテンツというものについていろいろ考えています。

わかりやすさというものを追求していますが、こちらにアクセルを踏み切るとどうしてもコンテンツとしての新鮮味が出てこないんですね。

「そんなこと、知ってる」なんてなっちゃうと思うんですよ。

悩ましいところです。

それでも、小難しい記事はそれこそ読む気が失せると思うので、わかりやすく、面白く説明していきたいと思います。

ということで介護保険についてですが、本記事では「介護報酬」について説明しましょう。

#介護報酬ってなに?

シンプルに、「介護の料金」というヤツです。

その介護サービスを受けることに対して、どれくらいの報酬がサービス側に支払われるか。

で、これは、国や市町村などの公的な機関からお金が支払われます。

個人の負担は少しだけ。

病院とほぼ同じですね。

違うのは、財布の種類です。

医療保険は、医療サービスに関わる財布であり、介護保険は介護サービスに関わる財布になります。

さらに、同じ公的な機関のなかで、その規模で線引きされています。

だいたいが、国・都道府県・市町村ですね。

国の財布が一番大きくて、段々小さい財布になります。

よく試験とかで「○○保険の保険者は、(都道府県・市町村)である」みたいな問題が出てくるでしょうが、これは、どの財布から出ているのかということが問われているんですね。

#介護報酬は2年ごとに見直される

これが良くも悪くも介護業界で働く人たちを圧迫している原因だと思います。

利用者さんたちも割と振り回されているでしょう。

2年ごとに料金表とそれにまつわるあれこれのルール変更がなされるのです。

制度に仕事を追いつかせるor適応させるために、必死でつじつまを合わせます。

時には、書類業務に追われてサビ残まみれみたいなこともありますよね。

当然、利用者さんも料金とサービスの変更に不安を訴えることがほとんどで、それに対する対応も欠かせません。

#訪問の仕事では、お金と制度の知識は需要高いよ

訪問看護や訪問リハビリで直接利用者さんのお宅に伺うリハビリスタッフは、ほぼ確実に介護保険の制度についてあれこれ聞かれるでしょう。

たとえば、自己負担が自分の場合何割くらいになるだろうとか、もっと補助金がでるサービスはないかなどお金にまつわる質問は結構あります。

お金のことを知らないと、まぁ信用失いますよね。

さんざんボコられた僕が言うのですから、間違いありません。

逆に、多少リハビリが下手でも、お金と制度に詳しければ、需要があるといえます。

それこそ、「年金保険を受給しながら内職をしていると年金収入が下がるのか」とかですね。

これはまた別の記事でお伝えしましょう。

#リハビリとか関係ない人にも役に立ちますよ!

「え、ワシ、リハビリも介護もどうでもええねんけど」

そんなこといわずに、明日は我が身と思ってのぞいてってくださいよ~

高齢化社会では、介護の知識は役に立ちますって。

ついでにいっておけば、保育の知識も役に立つでしょうけどね。

しかも、介護と保育って共通項が多いんですよ。

たとえば、デイサービスとか、保育園と仕事の流れはほぼ同じですからね。

利用者さんの年齢が高いか低いかだけです。

職員の処遇改善加算なんていうボーナス?が決まっているのも似ています。

いずれにしても、現場の人たちは大変です。

#まとめ:介護保険、ヤバイ

結局、こうなります。

だから、ずっとアンテナを張っておく必要があるんですよ。

リハビリスタッフとして市場価値を高めるなら、こういった制度の知識は不可欠です。

学校の授業で、馬の耳に念仏状態で聞き流していた制度のお話。

これこそが、業界で生き抜くために学ぶべきことがらだったのです。

先を読まないとね。

脱サラ理学療法士は、ドロップアウト視点で予測しますよ。

まずは、むずかしいことをやさしく、ね。