介護分野は「お金」から勉強するべし

介護分野は「お金」から勉強するべし

どうも、脱サラ理学療法士のぼんぼりです。

年の瀬が近づくにつれて、だんだん忙しない雰囲気になっていますね。

ところで、リハビリなど福祉に関わる仕事をしている人にとって、保険制度の分野はとっつきにくい分野といえるでしょう。

学生の頃などは、おそらく保険制度の授業はさらっと聞き流していたなんて人もいるかもしれませんね。

しかし、このお金の勉強は、1番重要な分野といっても過言ではないのです。

本記事では、その理由について説明しましょう。

働き始めると需要の高さがわかる

リハビリなど医療関係の資格を目指す人にとっては、身体についての知識こそが専門だという考えがあるかもしれません。

たしかに、医療系の国家資格であり、人の心身についての知識は必須です。

しかし、それはあくまで最低限の知識であって、実務のなかで必ずしも求められているものでもありません。

正確に言えば、実務で表面的に利用できる知識は、限られています。

利用者に対して専門的な論文の話をしても、あまり理解は得られないでしょう。

利用者の多くは、健康への関心が少ないというのが印象としてあります。

求められるのは「結果」かそれに近いものです。

特に、施設を出て訪問の仕事などでは、こういった傾向が目立ちますね。

過程の説明なんてさほど求められません。

「地域」で専門知識を発揮するには、少しやり方を変える必要があるでしょう。

何もニーズを把握しないでいると、ただの健康オタクとしてしか認知してもらえない可能性もあります。

それよりも、サービスの仕組みを理解したうえで円滑なコミュニケーションをとれることのほうがよっぽど重要です。

その仕組みのなかで常に動いているものが、お金になります。

この感覚は、実際に働いてお金の動きに触れないとわからないかもしれませんね。

学生の頃は試験で出される範囲も少ないし、学ぶメリットがあまり実感できないんですよ。

僕自身、お金とか制度の勉強が嫌いでした。

「これ、勉強して何になるの?」って思いながら、教科書のえらい人の絵に落書きしていましたね。

そして、社会に出てから思いっきり公開することになります…。

制度の勉強をするのはお金に強くなるため

制度を勉強する理由はシンプルです。

それは、お金の流れに強くなるため。

保険制度を勉強することで、自分たちが提供しているサービスがどうやって動いているのかを知ることができます。

ただ暗記するだけでは、まったく意味がありません。

しっかりと、なぜこのサービスが生まれたのか、どうやって動いているのかを知ることです。

それを流れのなかで勉強することで、今後の方向性も予測できるようになります。

このような知識がなければ、現場で提供されているサービスの中身や関係性が理解できないため、かなりコミュニケーションで遅れをとってしまうことになるのです。

経営者の考えも理解できないでしょう。

「若いうちはしっかり人の身体について専門知識を身に付けろ」なんて教える人もいるかもしれませんが、人体の知識をどれだけ学んだところで、医者になれるわけでもないのです。

もちろん、面白いなと思う分野であれば、どんどん学ぶべきでしょう。

しかし、その学びが必ずしもダイレクトに求められているものではないということは自覚しておくべきです。

そうでないと、頭でっかちの理屈屋なんていう心もとないレッテルを貼られることもあるかもしれません。

実務の勉強をするべし

臨床に出れば、常に学ばなければどんどん中心からはぐれていきます。

そのためには、まず自分が何を学ぶべきかをはっきりさせておく必要があるのです。

その基準としては、実務に役立つかどうかという視点を持っておきましょう。

偏った知識は使えないだけでなく、角を立てるきっかけにもなりうるものです。

集団に染まるのではなく、しっかり冷静に仕組みを眺める眼をもって仕事に取り組みましょう。

本当に必要なものが何かを考える習慣を持つだけでも、少しずつ変わるかもしれませんね。

失敗してドロップアウトするのもありですけどね。

いろいろ見えてきますので。

人生~♪いろいろ~♪