会社員×個人事業主が最強だと思う件

会社員×個人事業主が最強だと思う件

どうも、ドロップアウト系理学療法士のぼんぼりです。

会社員と個人事業主の2重生活を目論んでいるアラサー野郎です。

完全なるフリーランスとして1年ほどやってきましたが、仕事がほとんどない状況に焦って再就職をしました。

もう、いろいろ強引に振り切って再就職したんです。

ですが、個人事業主は辞めないつもりですよ。

それにはいろいろと旨味があるからなんですが、それらについていくつか説明していきますね。

確定申告ってしてる?

フルで会社員している人にとって、確定申告はあまり馴染みがないかもしれません。

会社員でも、副業している人ならちょっとは知っているでしょう。

確定申告は、自分の所得を申請して税金をきちんと納めたか確認するための作業です。

「税金なんてめんどくさいよ」「自分でお金の計算なんてしたくない」なんて考えて、確定申告を避けようとする人は多いと思います。

僕自身、めんどくさいとしか思いませんでした。

しかも、わざわざお金を搾られにいくだけと思っていたので、まぁ嫌でしたね、確定申告。

でも、それはあくまで雇われ目線での話です。

確定申告のメリットは、自分が事業主になって始めて実感できるんですよ。

ただ単に、非常勤掛け持ちで給与しかもらっていないという人にとっては、あまりメリットはないかもしれません。

ルールに沿って、本業以外の収益を申告して余分に税金をとられておしまいです。

副業分の税金も天引きされているパターンが多いので、住民税からメインの会社にバレる可能性もあります。

それに対し、個人事業主になると

・経費計上できる

普通徴収で別々に税金を納めることができる

・自分の好きな事業でお金を稼ぐことができる

といったメリットを教授することができます。

最後のやつは確定申告関係ないかもですが、個人事業主になれば確定申告が楽しみになるかもしれません。

いや、楽しみにはならないか…めんどくさいのは事実ですね…。

お金を儲ける前にお金を守ることを考える

お金について悩んだ時に、まず考えるのがどうして儲けるのかということです。

儲ける手段を考えると、まっさきに非常勤でバイトすることが思い浮かぶでしょう。

でも、そういった働き方をしても結局時間を切り売りすることになるので、消耗することが少なくありません。

目先のお金以外のものを狙ってバイトをするなら話は別です。

給料の高い施設に顔つなぎしておくとかですね。

こういったバイトであれば、お金をもらいながら信用を得ることができるので、後々採用してもらいやすくなるでしょう。

正社員募集をしていることが前提ですが。

ただ、本業プラスで仕事をするのは、まぁしんどいことなんです。

楽しいコトでもなければ、とても続けられません。

最初は好きでエンドルフィンドバドバで取り組んでいたライティングでも、中抜きがえげつないことに気づいた途端にモチベーションダダ下がりですからね。

好きなこと、熱中できることじゃないと続けられません。

なので、稼ぐことから考えてしまうとどうしてもしんどい方向に進むのは避けられないでしょう。

それよりも、自分のお金を守ることに目を向けるほうがコスパがいいですよ。

たとえば、キャリアから格安SIMに変えるとかですかね。

某携帯会社から乗り換えるだけでも、年間10万円程度の節約になります。

デカいですよ。

10万円稼ごうと思えば、ライティングであればなかなかしんどい作業量になります。

僕のブログ収益でこれだけ稼ぐためには、あと何10年かかることやら…。

それだけのお金を、インフラをちょちょっと整備するだけで稼ぐと思えば安いもんだと思いませんか?

あと、節税です。

あまり税金のことを悪くいうのは良くないかもしれませんが、それでも税金についてはきちんと勉強しておいたほうがいいでしょう。

でないと、払わなくていいお金まで払ってしまう可能性があります。

税金の仕組みは本当にうまくできているので、注意深くモニタリングしておかないとしれっと持ってかれてることが少なくありません。

ただ、虚偽はダメです

絶対に、バレます。

というか、精神衛生上よくないですね。

まっとうに、ルールを守って納めるべき税金は納めるんです。

うしろめたさがあると、なかなか仕事もはかどりませんよ。

なので、きちんと制度を勉強して自分の資産を守りましょう。

無理して稼ぐことよりも、そっちのほうが先決だと思います。

事業主になってお金の仕組みを知る

会社員って、やっつけ仕事になってしまうと思考停止しちゃうんですよね。

というか、僕自身そういう時期があったんです。

なんとかその日の仕事が終わりさえすればいいって、そんな気持ちで仕事に取り組んでいた時期がありました。

で、休みの日になったらひたすらダラダラするんです。

だって、休みの日に思いっきり休んでおかないと、仕事になったらつらいコトしか待っていませんから。

そうやって現実逃避ばっかりしていましたね。

なので、会社の事業がどんなふうに回っているのか、どういったビジネスモデルなのかなんて考えもしませんでした。

そこで自分が働いていて、将来どうなっていくのかなんても全然考えていませんでした。

「その日さえ良ければ…」を繰り返していると、いつの間にか何も積み重ねていないアラサーができあがっていたんです。

それが、個人事業主として小さくやりくりし始めてからは、人生が変わりました。

で、本業でもどういった仕組みでお金が動いているのかっていう視点を持って動けるようになったんです。

僕にとって個人事業主での活動は、自主的で建設的な生活を始めるための起爆剤なんですよ。

とりわけ大きいのが、個人で事業をして、お金の流れを一通り体感できたことです。

やっつけ仕事だけしかできない思考停止状態では、こういった発想はなかったでしょう。

漠然と「このままでいいのかなぁ」なんて考えながら仕事が流れ作業みたいになっている人は、思い切って開業届出してしまうと面白くなるかもしれませんよ?

給与と事業の赤字を折半するには青色申告の現金主義で十分

個人事業主として、初めて確定申告を行いました。

結果、いくらか返戻金がありましたね。

感動するくらいの金額が戻ってきますよ。

医療費控除とか生命保険料の控除とか、比較にもなりません。

ただ、それも会社員としての給与があってのことなんですよ。

これは、会社員としての給与と個人事業主としての給与が別々に扱われているということに秘密があります。

給与と個人事業の収益は、別々に扱われています。

大きく違うのは、税金の徴収方法ですね。

給与はあらかじめ会社が天引きしてくれますが、個人事業の収益は後払いです。

確定申告が終わってから払うみたいなシステムですね。

で、たいてい会社員の給与って、多めに税金が差し引かれています。

ここで、個人事業主としての経営が赤字だったらどうなると思います?

実は、この赤字分は会社員の給与と相殺できるんですよ。

会社員の給与と相殺した分が、その一年の本当の年収になります。

赤字なので、年収は減りますよね。

ということは、税金も減るんです。

つまり、払い込んだ税金が戻ってくるということになります。

僕の場合、3月に確定申告を済ませたら、5月の中頃には過払いの税金が戻ってきました。

コツコツと収支を仕分けしてきたことが報われた瞬間でしたね。

ちなみに、青色申告で65万円控除とかっていわれますけど、僕みたいにほぼ収益なくて赤字ばっかり積み上げているポンコツ事業主にとっては、ほぼメリットありません。

赤字なんだから、もちろん、65万円の控除なんてないです。

だって、赤字ですから、控除のしようがありません。

でも、白色申告では損益通算できないです。

給与と赤字分を相殺できません。

なので、青色申告の現金主義での申告をするんです。

現金主義であれば、貸借対照表や損益計算書は求められません。

支出の仕分けをきっちりしておけばオッケイです。

で、支出の仕分けはそれほど難しくありません。

始めに自分が決めたルールを守り抜けばいいんです。

ということで、個人事業主になれば、お金を節約できるチャンスが広がるということを強く主張しておきます。

確定申告の段階では詳しく聞かれない

結構気合を入れて細かく支出を仕分けしてきましたが、いざ確定申告となると拍子抜けするくらい簡単でした。

パソコンで確定申告をしたんですが、マジで、事前に帳簿で仕分けしておけば、秒で終わります。

丁寧に仕分けした支出も、確定申告ではザックリとしか申告できません。

「こんだけ丁寧にしたんやから見てぇな!」なんて思っても、入力欄がありませんので、ザックリとしか入力できないんですね。

ただ、いつか税務調査が来た時に説明できるように、きちんと書類は保存しておきますがね。

これからも、お金の管理は続けます。

おわりに:儲けることよりまずはムダな支出を抑えることから

日常生活は、高齢者の方々が過ごしてきた時代に比べてかなり便利になっています。

便利になっているからこそ、莫大な固定費がかかるんですね。

その固定費も、あの手この手で搾取されています。

気づかない内に、こっそり搾取されているんです。

微妙な搾取が積み重なると、取り返しのつかない金額になっていることだってあり得ますからね。

注意深く生活しないと、いずれショートすることになるかもしれません。

そうならないためにも、自分にとってムダな支出はしっかり抑えるべきなんです。

稼ぐことができても、ザルのように出て行っては本末転倒ですからね。

お金を守るためにも、お金の勉強はしっかりしておきましょう。

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僕はこのシリーズの本を参考にしました。

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でもやっぱりお金の勉強をするなら、まずは開業届を出して帳簿をつけてみることです。

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