ドロップアウトしてまだ日がたっていませんが、早くも臨床のアレコレを忘れてしまいそうなぼんぼりです。
時間だけが過ぎていく中で、自分が働いていたという事実がまるごとなかったかのような錯覚に陥っています。
そんなことは困りますので、自分の失敗談をはじめとした経験を文章として整理しておくことにしましょう。
本記事では、僕が従事していた訪問リハビリで得た珠玉の(笑)ノウハウです。
学生さんや臨床にでて間もない人には特に役立つ内容ですよ!きっと!
#このしぐさは黄信号!会話中やたらに腕組みをする利用者
僕がリハビリをするうえで気をつけていたのは、当たり前のようですが利用者の心理状態を推察するという点です。
だれかとコミュニケーションなかで自然と意識することもあるでしょうが、こと1対1のリハビリとなると急にハードルが高くなります。
利用者のささいな動きから、その方の心理状態をこちらが察するという非言語的なスキルが求められるのです。
そのなかでも、利用者の「腕を組む」というしぐさには気をつけた方がいいでしょう。
というのも、このしぐさは利用者の不安を感じている証拠なのです。
#なんで腕組みひとつにビビらなきゃいかんのですか!?
これには、心理学的な根拠があります。
腕を組むというしぐさは、自分の身体の大切な胸や肺などを覆い隠す行為です。
何かむずかしいことを考え込むときなんかは、よく腕を組んでいることがあるでしょう。
これは、むずかしさと向き合うことで不安を感じ、それを和らげるという意味合いがあります。
自分では意識していないつもりでも、しぐさの意味合いとしてはそのように解釈できるのです。
#リハビリ中ずっと腕組みをしているようならほぼクロ
といってもそれが悪いことというわけではありません。
ただ、利用者自身にとってはあまり快適な状況ではないことが多いのです。
これは、ダイレクトにリハビリの成果に影響しますよ。
そういった方の多くは、かなりの割合でリラクセーションが得られにくいものです。
#リハビリの提供イメージはこんな感じ
具体的に例を挙げてみましょう。
ここでは、下肢のROMexを実施する場面を想像してみてください。
まず、背臥位でリハビリを開始します。
たいては、簡単なコミュニケーションをすませてから足を触りますよね。
この利用者は楽しそうに話をしている間、常に腕組みをしていました。
その人の足を触ると、緊張が抜けずどれだけほぐしてもリラクセーションを得られません。
関節を動かそうとすると、抵抗感が抜け切れずスムーズに動かしにくいです。
結局、リハビリ終了までその人の筋緊張が軽減することはありませんでした。
ただ、会話は楽しそうにしていたので「別に問題ないだろう」と気にも留めず。
リハの翌日、その利用者さんから訪問中止の連絡が入りました。
原因は不明。
さぁ、この一件の問題点はどこにあったのでしょうか?
#終わってしまえば答えがわからない…
訪問では、本当にこういった事例を経験することがあるのです。
終わってしまえば、PDCAのPすらたてることができません。
それほど軽々しく切られることがあるのです。
ザ・後の祭り。
すべてのカギは、現場にしかありません。
その人の腕組みが不安のサインだということに気が付いていれば、なにか自分のアクションを変えることができたかもしれないのです。
予防が大事なのは、なにも身体だけに限ったことではないですよね。
トラブルになる前に、自分と相手の間にある違和感に気づき、対処する力。
マニュアルにはない世界ですが、こういったあいまいなスキルを身に付けておけば重宝されること間違いなし!
と、ドロップアウト系の脱サラ理学療法士が申しておりますが何か( ´∀` )
や、脱サラしたからこそ見えてくるもんがあるんですって。
さぁ、これから8年分のキャリアをどう消化してやろうか…


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