介護業界の理学療法士がケアマネの勉強始めるよ
どうも、ドロップアウト系理学療法士のぼんぼりです。
会社員として介護業界に復帰しました。
1年くらいのブランクになりますね。
とはいえ、ベースとしてそこそこ実務経験があるのでぼ~っと仕事している場合ではありません。
なので、少しでもベテラン風を吹かせるためにもケアマネの資格を取得してみようと思います。
ついでに、今回よりケアマネ挑戦企画の記事も作っていきますので、その過程を楽しんでいただければ幸いです。
まずは、理学療法士がケアマネになるのがどういうことなのかについて少しお話していきましょう。
そもそもケアマネって何するの?
僕が会社員時代は、自分の仕事さえできればいいと思ってあまり多職種のことは知ろうとしていませんでした。
知らなくても、最低限のことさえ把握できれば仕事は進むからです。
で、ケアマネのことは当初「何か定期的に会議開いたり、スケジュールをたてたり、各事業所との連絡調整をしてくれる人」くらいのポジションとして捉えていました。
これでも間違ってはいないのですが、さほど重要視していなかったんです、当時は。
で、やたら先輩や経験年数そこそこの人はケアマネ資格を取得していました。
「僕は興味ないからいいや」なんて思って、いつの間にか8年もたっていたんです。
でも、介護業界で働くうえでケアマネの勉強しないのって、機会損失でしかないんですよね。
というか、介護業界の理学療法士として食いつなぐつもりなら、ケアマネにはなっとけって話です。
介護サービスは、ケアマネさんが計画するケアプランを元に提供されるんです。
つまり、訪問看護だのデイサービスだのは、末端の仕事なんですよね、介護サービスでは。
ケアマネの仕事は、介護サービスにおいては上流工程にあたります。
IT業界でもウォーターフォール構造ってありますけど、SEさんが商品の仕様設計しているんですよ。
そのSEにあたる人がケアマネといえます。
ケアマネさんは、利用者の生活をあらゆる面でマネジメントする役割があるんですね。
利用者の生活状況をモニタリングして、定期的にケアプランに修正を加えます。
場合によっては大幅な修正を加えるケースもあるでしょう。
ケアマネは、介護業界における生活プランナーなんです。
もちろん、サービスの利用料を支給限度額内に収める必要があるので、金銭的なマネジメント要素もあります。
というのがケアマネの仕事ですね、ザックリですが。
この業務に理学療法士が食い込むってことです。
差別化とまではいきませんが、持っていないよりは確実に重宝される資格でしょう。
理学療法士は介護業界で実務5年経験すればなれます
ケアマネ試験を受けるには資格と実務経験が必要です。
必要な資格には医師・看護師・介護福祉士・社会福祉士などさまざまありますが、理学療法士もそれらの資格のひとつとして挙げられています。
で、介護業界で実務5年を達成すればケアマネ受験を受けることができるようになるのです。
5年も実務を経験すれば、通常業務では少し余裕がでるくらいにはなっているんじゃないですかね。
余計なイベントがなければの話ですが。
はっきりいって、協会が提供している教育プログラムだとか発表会だとかにはメリットをあまり感じません。
というか、そこで僕が頑張ったとしても、得られる成果はほぼないでしょう。
かなりコスパが悪いのです。
僕が新卒の研究熱心で学生ライクな理学療法士なら、嬉々として協会のイベントに参加していたのでしょうけど、まぁ、今更感が否めません。
実務経験5年って、気づいたころには達成していますよ。
毎日ヒーヒーいいながら目の前の仕事とぶち当たっていれば、いつの間にか5年たっていたみたいな。
せっかく5年たったんだから、なんか資格くらいとってみればてな具合で「じゃあケアマネとろ」でもいいと思います。
ケアマネになるメリットは?
まぁ、こうやってケアマネの資格をとろうと思えるようになったのも、一旦現場離れたからですけどね。
離れて、業界を客観的にみて、理学療法士の立場の低さとケアマネの必要性に気づいたんです。
理学療法士だけでは、ほんとうに介護業界で居場所がなくなります。
医師や看護師、介護福祉士とは違います。
資格自体には価値がないのです。
すべてにおいて下位互換なんですよ。
こういった理学療法士の弱みを補強できるメリットがケアマネ資格にはあります。
業界での存在感を補強してくれるんですね。
で、ケアマネになる過程で研修やら何やらがあるでしょう。
そこで、いろんな事業所の人と知り合いになれます。
それがすでに営業活動ですからね。
もしかしたら、自分の事業所に利用者を紹介してくれるかもしれません、将来的に。
ケアマネになることで、活動の幅が広がるんですよ。
理学療法士として利用者に対するサービスに集中するのももちろんいいことです。
でも、介護サービスという大きな流れからみると、リハビリってほんの小さな一瞬の出来事なんですよ。
リハビリは、介護業界においては末端のサービスなんです。
末端のサービス提供者は、どこにいっても使い倒されるだけになるでしょうね。
経営視点でみると、加算要員でしかないですから。
会社員として需要のある人材になるには、ケアマネという付加価値はこれから必須になるかもしれません。
まずは問題を解くところから
とはいえ、何から始めたらいいのかわからない人もいるかもしれません。
僕も、何から始めたらいいのかわからないのですが、とりあえず問題を解くことから始めてみました。
60問あるのですが、実際解いてみると結構難しかったです。
で、初めて過去問を解いた結果、20問しか正解できませんでした。
合格ラインは果てしなく遠いですね。
自分なりに分析したところ、介護の仕組みを全然わかっていないということがわかりました。
医療分野の問題はスラスラ解けましたが、制度やサービスの仕組みなどでごっそり点数落としています。
問題を解いてみて思ったことは、8年の実務で何も介護の勉強していなかったんだなということですね。
仕事に最低限必要なことしかしてこなかったので、部分的な知識しかなかったんです。
とにもかくにも、問題を解くことで自分自身の問題点がわかりました。
おわりに: ちょっと道のりは長いかも
これから少しずつ勉強していきます。
今後、ケアマネ攻略法をまとめてもいいかもしれないですね。
まだ全然攻略できていませんけど、徐々に介護保険をほじくっていきたいなと思っています。
ちなみに、お世話になっているのはこのシリーズの本です。
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※注意(介護保険制度は定期的に変わりますので、その時期に応じたテキストを参考にしましょう)
Webでも過去問できるようなのですが、部分的に解説がない問題もあるので、テキストは買っておいてもいいかもしれません。
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