独学で理学療法士にはなれません!でも独学マインドは必須です

独学で理学療法士にはなれません!でも独学マインドは必須です

どうも、ドロップアウト系理学療法士のぼんぼりです。

会社員×個人事業主としてお金稼ぎに奔走しております。

理学療法士は一応国家資格ではありますが、資格そのものの価値は年々減り続けていると感じています。

「じゃあ、別に独学でもなれるんじゃないの?」っていう人もいるかもしれません。

結論からいうと「独学ではなれないけど、ほぼ独学でなるもの」が理学療法士かなと。

これについて説明していきましょう。

一応学校には行く必要があります

理学療法士になるには、国家資格を取らなければなりません。

国家資格がないと、国から点数が認められませんからね。

「僕は理学療法士で、身体に詳しいんです」と勉強だけをした人が言っても、免許証がないと何もできません。

車の運転と同じで、免許がない人が運転していると、違反になりますよね。

理学療法士免許のない人がリハビリ行為を行うと、違反になります。

で、この免許を取るためには少なくとも3年間は学校に通う必要があります。

学校で指定されたカリキュラムをこなして、指定された期間の実習に行き、ぐちゃみそに揉まれたら学校の卒業試験、最後は国家試験に合格してやっと理学療法士の免許をもらうことができるんです。

なので、いくら独学で解剖学や生理学、運動学その他治療アプローチなどを学んだとしても、それだけでは理学療法士にはなれません、絶対に。

基本的に独学するくらいの気合が必要

独学で理学療法士の免許を取得することは不可能ですが、理学療法士の免許を取得しようと思えば独学することは必須です。

いくら学校で授業を受けたとしても、受けただけで「ハイ、僕、この瞬間から身体の専門家で~すっ!」みたいなことはありえないわけですね。

きちんと、人の身体の構造や仕組みについての知識を、イメージとして自分の脳内に落とし込む必要があります。

「覚える」っていう言葉を使わないのは、決して覚えることが重要ではないということが言いたいからです。

一旦は覚える過程もありますが、そこから現場で仕事をするには、その場での感覚と知識をリンクさせる必要があります。

なので、どう使うかというところまでを意識して知識を身に付けないと、卒業したところで現場では動けない理学療法士になってしまうんですね。

で、教えてもらった事を落とし込むっていうのはどういうことかというと、きちんと自分なりに理屈を説明できるようにしておきましょうってことです。

仕組みを覚えたら、それを自分なりに、相手にわかりやすく説明できるようにしておくんです。

何を説明するか?

それは、自分のしていること、しようとしていることについてですね。

ROMエクササイズなら、なぜその関節を動かすのか、どのように動かすのかということをサラッと説明するんです。

なので、現場では知識の丸暗記は通用しません。

自分の行動と知識をリンクさせることが目標です。

とりあえず試験に受かるには暗記も必要ですが、根本的な問題として、仕組みをイメージできて、それを自分の行動に反映させられるということが重要になります。

なので、授業を受けていたら自然とわかるようになるだろうなんて受け身の姿勢では身につきません。

独学して身につけるくらいの気合は必要です。

最終学年になるとほぼ独学

授業も、実質的には最終的にはほとんどありません。

まぁ、これについては学校ごとによって違いはあるでしょうが、僕がいた専門学校では、最終学年になるとほぼ実習で授業なんてありませんでした。

定期的に国家試験の模擬試験があるだけで、基本的に自習です。

最終学年の1年間は、通学はするものの、ほぼ自習なんですね。

ここまでくると、もう独学と変わりありません。

実技練習なんかも、ほぼ独学、自主練習です。

3年学校に通ううち、2年間は基礎を学んで、残りの1年で実務レベル・国家試験合格レベルになるまで詰め込むことになります。

疑問点があったらちょっと質問する感じですが、国家試験勉強に取り組むころにはたいていの問題は自分で調べれば解決できるようになっているでしょう。

なかにはイレギュラーな問題もありますが、そういった問題は先生に質問してもお互い悩んでスッキリ答えがでないっていうケースも多くあります。

というか、国家試験はどれだけ問題を解いたかでかなり成績は変わるので、四の五の考えずに黙々と問題を解き続ければいいと思うんですけどね~。

てなわけで、学校には通うけれども結局は独学スタイルなんですよ、理学療法士の勉強って。

卒業してからもほぼ独学

卒業したら、職場によってかなり自分の運命が変わります。

勉強熱心な職場で、会社持ちでセミナー費用とか出るくらい意識が高い環境であれば、いろいろ教えてもらうことができます。

反対に、勉強はセルフサービスなんていう職場もあるんです。

で、こういった職場ではほぼ独学になります。

日々の臨床で疑問に思った事や行き詰ったことなど、ぜんぶ自分で調べないとついていけません。

下手をすると、人の命に関わるような事件に発展する可能性もあります。

筋トレ禁止の難病患者に筋トレ指導して、腕が上がらなくなってしまったなんていう残念極まりないこともあったようですからね。

それも、現場で得た情報を頼りにリスクを自分で調べて、安全なリハビリを提供するしかないんですよ。

もちろん、サービスにまつわる制度も独学です。

最初だけはある程度先輩が教えてくれるかもしれませんが、基本的にはあまり教えてもらえることはないという覚悟はしておくべきでしょう。

依存すると、やがてうっとうしがられて、普通に嫌われます。

居場所、なくなります。

なので、独学するしかないんですね。

独学というベースが整ったうえで、最後の手段で質問するんです。

やさしい人であれば、一からでも説明してくれるでしょうが、教える側に基本的にメリットはないので質問は最小限にするのが無難でしょうね。

ただ、コミュ力に自信があれば、どんどん質問するべきです。

僕の場合コミュ力がなかったので、質問するたびに人間関係が悪化していたものですが、コミュ力さえあればどうにかなります。

コミュ力は最強ですね。

でも、やっぱり独学が基本です。

独学しない人は、シンプルに職場で浮きます。

おわりに:理学療法士になると独学マインドが身につくよ

理学療法士になるには、独学では無理です。

でも、独学をしないと理学療法士にはなれないし、仕事にすることもできません。

理学療法士としての仕事を支えているのは、自分の日頃の独学なんです。

なので、自然と独学ノウハウが身につきます。

理学療法士になる過程で身に付けた独学ノウハウで、いろんなことを学び直すこともできるでしょう。

僕は、このノウハウを使ってプログラミングを勉強しております。

最近はこの本を使ってサンプルコードを書いて遊んでますけど、面白いですよ。

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学びの面白さを体感できるのも、理学療法士になるメリットかもしれませんね。

お金にはなりませんが(´;ω;`)