それがお前のやり方か!訪問リハビリでの営業アイデア

どうも、ドロップアウト系理学療法士のぼんぼりです。
介護業界で約8年間理学療法士していました。
今はいろいろ手を出してはつまづいてを繰り返していますが、なんとか生きております。
唐突ですが、訪問リハビリの役割というか、どのような問題を解決できるかを考えてみました。
営業とかのアイデアとして活用してもらえればと思います。
訪問リハビリを「つなぎ」として活用する
地域に出ると、いろんな問題を抱えた利用者さんがいます。
なかには、介護サービスを導入するのに抵抗のある困ったケースにでくわすこともあるでしょう。
たとえば、通所や入所に偏見のある人は、かたくなに拒否します。
でも、その人が自宅のみで生活することは将来的に困難になることが見込まれます。
多少状況は回復しても、いずれは…というパターンは少なくありません。
そこで、訪問リハビリの出番です。
訪問リハビリであれば、地域での生活の導入としてピッタリなサービスですよ。
特に、自宅での生活にこだわる人には有用です。
で、訪問リハビリで介入している間に、利用者を教育しておくんです。
訪問リハビリであれば、利用者との接触時間が長い&利用者が自宅で落ち着いているため本音を聞き取りやすいという強みがあります。
僕も、過去にデイサービスの利用を拒否していた人を訪問で説得して、利用開始、利用回数増にこぎつけた例もありましたね。
結果、介護する側もされる側も生活が上手く回りだしたという話です。
これは、訪問リハビリが他のサービスとの「つなぎ」として役に立った一例といえます。
訪問リハビリを「お守り」として活用する
利用者が地域で生活するということは、医療的なリスクをほぼ自分だけで解決しなくてはならない状況になるということです。
病院や施設であれば何かあればすぐ対処してくれますが、自宅には専門家は基本的にいません。
で、受診も難しいとなると、どうにもならないですよね。
そんなときに訪問リハビリを受けておけば、リハビリスタッフが万が一の際に関係機関との連絡をとったりするわけです。
普段通院が難しい人を緊急時に通院させるっていうのは、結構敷居が高いんですよ。
本人では、自覚しにくい症状であれば判断に困るケースもあるのです。
そのような事態になる前に、いざという時の判断の基準を、訪問リハビリのスタッフが本人・家族に教育しておくんですね。
そうしておけば、むくみの変化や息切れなど、本人や家族がどのようなポイントに注意して日常生活を送ればいいのかもより伝わりやすくなるでしょう。
病院で一度や二度話を聞いただけでは、残念ながら理解されていない人も多いんです。
そこを、リハスタッフが補てんするという役割で訪問するんですよ。
リハビリ時間もだいたい40分程度と眺めで、全身状態のチェックもできます。
在宅生活の「お守り」として、訪問リハビリを進めるのはありだと思います。
訪問リハビリを「パーソナルトレーナー」として活用する
やっぱり、リハビリといえば機能向上です。
これまで紹介してきたメリットは、いわばオマケですからね。
さっきのような役割であれば、看護師さんがメインです。
つまり、訪問看護になります。
でも、機能回復・向上を目指す人であれば、訪問リハビリのほうがオススメですね。
自宅にパーソナルトレーナーがやってくるという感覚でリハビリを受けることができるでしょう。
しかも、全身状態のチェックつきです。
訪問看護でのリハビリとなると、もう対象者が割と重症度が高い人が多いため、あまりセラピストの需要はないかもしれません。
看護師さんと介護士さんっすね。
なので、訪問看護に移行する前のステージで訪問リハビリを活用してもらえるのがベストですね。
高齢者の運転に対して世間の目が厳しくなっている状況もあるので、訪問リハビリはまだなんとか需要があるほうかもしれません。
おわりに:地域のニーズを見極めて営業しよう!
訪問リハビリが受け入れられるかどうかは、地域性が大きいと思います。
地域性を知るための第一歩は、居宅の介護事業所など、介護に携わる機関の人々です。
まず、その人達が抱えているニーズを解決できる存在である必要があります。
間違っても、セラピスト目線でリハビリの押し売りをしないようにしましょう。
お願いもおかしな話で、頼りない事業所と思われるのでアウトです。
自分たちが地域にとってどのような価値があるのかを説明できるようにしておきましょう。
-
前の記事
これマジ?会社員×個人事業主の節税効果 2019.06.21
-
次の記事
会社員経験はしておいたほうがいい話 2019.06.23