ブラック会社の話をし始めたら、たぶん2時間は語り続けることができます、ぼんぼりです。
目の前の仕事に一生懸命の時には気が付くことができないもんなんですよね。
社会のことについて何も知らないガキンチョが、そのままひとつの職場でやっつけ仕事ばっかりしていると、痛い目にあうんですよ。
会社員やパートとして雇われで働くのであれば、しっかりと有給休暇取得や退職金、諸手当など労働条件はきっちり把握した上で働きましょうね!(まぁ、それが普通の雇用スタイルなんでしょうけど…)
僕は理学療法士として介護業界で働いていましたが、どこの業界でもブラックな側面があるようでして。
今回お話するのは、インターネットの配線工事に来てくれたおっちゃんの悲喜こもごもについてです。
というのも、退職してからいろんな働き方に触れておきたいという思いがあり、人の仕事ぶりについて興味がわいてきているんですよね。
ライティングにも役に立つし、職業の事情は知っておいて得しかないだろうという魂胆です。
#仕事図鑑、始めました
電気配線工事のおっちゃん、見た目は60歳くらいの方でした。
玄関で挨拶され、余計なトークはなく淡々と作業に取り掛かるおっちゃん。
最初は「何や、ちょっと不愛想な感じやな」と思っていましたが、いざ作業が始まると感心しましたね。
まぁ、手つきの鮮やかさ。独りでぶつぶつ言いながらでも動作に一切の迷いがなく、コンセントのカバーを外したらあっという間に中の配線が顔を出しました。
それから外に出たり入ったりして配線のチェックをするおっちゃんの後ろを、新人スタッフかのごとくついていく僕…。電気の配線が家の外から内から通されて、最後は蓋しておしまい!お見事!
このおっちゃんの仕事ぶりを、僕の仕事図鑑に登録しておきました。いい仕事してはりますねぇ。職人です。
#電気配線業界も大変です!おっちゃんの漏らす苦悩とは…
作業しているおっちゃんにいくつか取材してみました(ちょっと話しかけただけ)
まず、第一声が「この業界もブラックですよ。安い給料で休みもとれないしね…」
手つきとは裏腹に、おつらそうです。僕のイメージでは、通信インフラの業界は需要が絶えないからどんどん盛り上がっている印象でしたが、実際は
・仕事の需要に波があるので安定しない
・末端の職人は、仕事をしてもさほど給与に反映されない(管理会社に持っていかれる)
・休みが取れない。災害など繁忙期には日曜出勤もざらにある
・このような理由から、若者が辞める。特に30歳近いメンツがどんどん辞めていく
特に、「若いのはすぐ辞めていくね」っていうセリフには失望感がこもっていたように思いましね。
「生活ステージも変わるタイミングで、いろいろ考えるのは分かるけど、せっかくこれからどんどん仕事任せていこうと思ったら辞めていくのでもったいない…」っていうことを遠い目で話されていました。
個人で仕事をしている人もいるのではという質問にも、くもり顔で
「それは難しいと思いますよ。中には個人で仕事するやつもいるけど、仕事のあっせんが個人では圧倒的に不利ですね。それで、そういった人たちは顧客にあまり余計な説明をしなくなるんですよ。僕は会社員なんでこまめに保証の説明しますけど、個人でやっている人は早く回して数をこなさないと仕事にならないんですよ。だから、大変なんです。昔はそれでも景気がよかったんですけどねぇ」
どの業界でも、現場の人は大変だなとしみじみ思った工事でした。
パッと見の印象だけではわからないもんですね。
でも、手つきはホント、プロなんですよ。いい仕事をみるのは、目の保養になります。
こんな職人さんにこそ、もっとスポットライトが当たらないもんかなと思いながら話を聞いていました。どの業界でも、現場の人間がもっと大切にされますように…


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