【書評】初心に戻って起業を考える

【書評】初心に戻って起業を考える

どうも、ドロップアウト系理学療法士のぼんぼりです。

ひっさびさに書評をしてみました。

外注ライティングで稼ぐという理想は残念ながら一旦中止なので、ブログをコツコツ積み重ねていこうと思います。

ただ、ライティングをきっかけに働き方について深く考えることになったので、改めて起業というものを見つめ直してみることにしましょう。

ちなみに参考書籍はこちらです。

1万円起業 文庫版

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図書館でふらっと気になって手に取りました。

この本に書いてあったことを簡単にかいつまんで説明しますね。

魚を与えるということ

本書ではビジネスを始める簡単な方法として、人が何を望んでいるのかを先に突き止め、それを提供する手段をみつけるということが挙げられています。

自分が何をしたいかというよりかは、他人の望みをくみ取るっていうスタイルですね。

その逆が、自分の思いつきが上手くいくかどうかを心配して迷いながら進むということと指摘されています。

それを本書では魚を使って説明されているんです。

「人に魚をやればその人は1日生きられる。魚の捕り方を教えてあげればその人は一生生きられる」ということわざはよく知られているでしょうが、ビジネスにおいてはこれはいかがなものかと。

これがさらにわかりやすく料理に例えてあり、お客は料理の作り方までわざわざ身に着けようとしていないということに言及しています。

レストランで食事をしていて、シェフが「この料理作るのすごく大変なんだから、ちょっと一緒に作ってみて」なんてこと言わないですよね。

僕が客ならもう一生行かないです。

でも、こと起業となるとこれと似たような行いをして失敗している人がいるんだよってことを言っているわけですね。

この部分を読んで、ふとリハビリのことが頭をよぎりました。

リハビリのビジネスモデルって、魚与えていないよなって。

むしろ、魚の捕り方を教えるようなビジネスモデルよなって思いました。

正確には、魚を欲しがっているだけの人にわざわざ魚の捕り方を教えているってことです。

で、魚の捕り方に興味を持ってもらうためにいろいろやっている印象です。

それも大事かもしんないですよ。

というか、リハビリは本人が主体的にするもんなので、魚の捕り方を教えるほうがメインのはず。

でも、捕り方なんていらないって人もいますし、魚自体もいらない人もいるんですよね。

そこにこだわって機会損失をしているような気がしてなりません。

リハビリの仕事に当てはめて考えた時に、魚を欲しがっているのか、捕り方を教えてほしいのかを考えてサービスを提供することは結構大事なんじゃないですかね。

適度な情熱と需要とビジネス

好きなことで生きていくっていうフレーズが一時流行っていましたね。

でも、具体的にどうビジネスに結ぶ付けるのかって考えるとよくわからなくなってしまいます。

それについては本書で以下のように言及されていました。

誰かが趣味を追求する手伝いをするか趣味に間接的に結び付くものに対してなら収入が得られる

例えば、筋トレが趣味なら、そのトレーナーとかは趣味追及のお手伝いですよね。

間接的に結び付くものなら、プロテインなんかがあるでしょう。

トレーニング器具なんかもそうですね。

筋トレそのものを収入にすることはなかなか難しく、手段も限られます。

そうではなく、ある分野の周辺がお金に繋がるんですね。

そこを見つけて、ビジネス化できるかどうか。

自分の好きで目がくらんで、ビジネスの隙間が見つけられないと、収益化は難しいということです。

となると、ブログでプロテインの紹介なんかはアリですよね。

プロテインのレビューなんかは世間にありふれているでしょうが、やっぱり自分の使うものを紹介してお金になる可能性を広げるのはしてもいいのかなと思います。

次に言及されていたのは

趣味と仕事を結びつけることが本当に望ましいかどうか

僕は漫画がすごく好きで、平気で何時間も読み続けることができます。

もうワンピースなんか読みだすと、集中しすぎてお尻が床ずれ寸前まで赤くなりますよ。

でも、この漫画好きを仕事に結びつけるのが望ましいかというとどうなんでしょうね。

読むのは好きだけど、画力もないしストーリーも思いつかない。

かといってマンガのレビューなんかを詳しく書けるほどマニアってわけでもないです。

僕にとってマンガは完全にインプットの作業なんですよね。

むしろ、消費でしかありません。

読んでスッキリするくらいなもんで、そこからあーだこーだとこだわりを主張するようなこともないんです。

アウトプットできないんですよ。

アウトプットしようとしたら、途端に苦しくなっちゃう。

マンガは読んでいて面白いけど、これをいざ人に伝えるとなると面白いと思えなくなってしまう。

自分勝手に楽しんでおきたいんですよ。

そういった心のオアシスをビジネスでもみくちゃにしてしまうというのはちょっとツラいでしょうね。

趣味と仕事を結びつけるのが望ましいのかどうかというのは、冷静に考えておきたいことです。

そうなると自分の中の趣味の定義も変わってくるかもしれませんし。

もっと微妙なニュアンスで、趣味よりの仕事、仕事よりの趣味みたいなゾーンもあるでしょう。

これで考えると、僕にとってのマンガは趣味よりの趣味なので、もう仕事にするには向いてないのかもしれません。

この趣味が、本書でも指摘されている

他人の問題を解決できるか

っていうのも疑問ですし。

なにか、問題解決できるのかな…?

考えるだけならいいかもしれないですね。

顧客の見つけ方

起業してすぐぶち当たる壁が、どうやって顧客を獲得するかです。

0と1の差は、絶望的ですよ。

それくらい、顧客獲得って大変です。

リスクもありますしね。

僕もこっそり開業していますが、料金プランや仕事の展望を考えるだけで、ひとっつもカタチになっていません。

そんな僕が何を言ってますねやって話ですよね。

でも、本書にはその顧客獲得についてのヒントもかかれていました。

それは

多数の賛成派と反対派が常にある業界や産業はビジネスチャンス

ということです。

まさに、ダイエットなんかはこれに当てはまりますよね。

糖質制限がいいだの悪いだの、両極端な意見があります。

こういった意見の食い違いは、健康市場では常にあるでしょう。

また

日常生活で興味を持つ日は多くても実際に実践することや継続することが難しいことにはチャンスがある

ということも指摘されていました。

…これって筋トレですよね。

またはダイエット。

やっぱり筋トレ系なんですかね、僕の狙い目は。

うん、筋トレがよさそう。

そうだ、筋トレしよ。

マーケティングは説得ではなく「誘うこと」

マーケティングや営業というと、いかに相手を説得するかということを考えがちです。

僕が、よく相手を説得しようとしていました。

どう説得すればこの人にリハビリを受けてもらえるか。

結果、キャンセルだらけのダメセラピストからキャンセルあまりなしの平凡セラピストにはなることができました。

でも、まだまだ顧客のニーズがつかめていないように思います。

とりあえず、お話を聞いているだけですからね。

そこに、自分の売りたいものを提供できていませんから。

そういったことから、自分の営業スキルの低さは自覚していたんですよ。

で、この本ではそういったマーケティングにおいての重要なポイントが、以下のように指摘されていました。

人が欲しがるものをみつけて、それを与えることができるか

単に好きかどうかではなく、お金を払ってでも必要とされるかどうか

いちばんの困りごと、いちばん知りたいこと、どういったことをしてほしいかを質問して具体的なニーズを把握する

これをみてふと思い出したのが、ある利用者の言葉です。

「わざわざツラい思いをするためにお金を出したくない」

こういった人にリハビリや筋トレをオススメできるでしょうか。

少なくとも、訓練や練習はまず無理でしょう。

なのでよく関節運動やリラクゼーションのみのサービスになるのです。

そこにわざわざ「リラクゼーションはリハビリじゃないんです!運動を指導しましょう!」っていう輩が突っ込んでくるわけですよ。

まぁ、保険診療なのでそういった指摘が入るのも仕方ないかもしれませんね。

でも、ことマーケティングで考えるとこの考え方では難しいのではと思うんです。

まさに、魚を欲しがっている人に捕り方を教えようとする状況ですよね、コレ。

下手すれば、牛の育て方を教えることになっているかもしれませんよ。

でも、お国からお金をもらって成り立っているから仕方がないのです。

リハビリに限らず、サービスの多様性や個別性を無視してしまうと、売ろうとしても売れないという状況になるんでしょうね。

となると、やっぱり自費で筋トレですか。

筋トレをどう売り込むか。

まずは自分がお客を誘導できるような外見になっておきたいところ。

あ、筋トレしよ。

事業を大きくするか否か

僕が新卒で入った会社は、個人の小さな会社でした。

それでも、社長を始めスタッフが数人、割と風通しのいい社風でしたよ。

唯一の新人だった僕は、諸先輩たちから怒られて過ごしました。

その中で、いろんな学びや気づきがあって、それなりに楽しい時間もあったんです。

当時は本気でその会社でずっと働いていくつもりでした。

まさか辞めることになるなんて思いもよりませんでしたよ。

それが、いくつも新しい施設が建ち、スタッフが増えてからどんどんおかしな雰囲気になっていったんです。

勝手に広がる事業、気づけば下がる給与手当。

当然休みはとりにくい。

辞める直前は、まるで魔法が解けたかのように会社を冷めた目で見ていました。

「あ、無駄な時間を過ごした」と。

そんなことを経験しているので、本書の以下の言葉が響きましたね。

「自分たちの事業がなぜうまくいっているのかを把握して決める」

小さいものが小さいままに強くあろうとし続ける姿勢に魅力を感じていたのに。

きっと、小さいままがいいものもあると、僕は思っています。

おわりに:小さくても自分の事業を!

もし僕が事業をするなら、やっぱり小さいものを小さいまま続けたいですね。

個人レベルでいいんです。

社員なんか雇えないし、雇う気もありません。

仮に僕みたいなスタッフを雇うことになれば、もう発狂してしまうことでしょう。

こんなややこしい人間いらんわと。

いまは会社に頼りながらですが、いずれは小さい事業を進めていきたいですね。

ブログも事業なんですが、まだまだこちらは卵レベルなので…。

これからも頑張って育てていきます。

育てる…育てる…

あ、筋トレしよ。